インスタントラーメンを待っている間に読み終わる、重要なテック・トレンド。見逃してしまったあなたにお届けします。
今週のピックアップ
Teslaが未来から来たようなCybertruckを発表
アメリカ電気自動車大手のTeslaが映画「バック・トゥ・ザ・フューチャー」に出てきそうなピックアップトラック型の電気自動車を11月21日発表しました。
見た目は「The 未来」。この車を日本で運転したらそうとう目立つでしょうね。
興味のある方はTeslaのウェブサイトをぜひチェックしてください。
ちなみに、ピックアップトラックは、日本では見かけない形の自動車ですが、ハイエースの大きさの軽トラックのような自動車です。アメリカでは、軽トラックのような単なる作業車ではなく、SUV(スポーツ用多目的車)のように乗用車から高級車までそろう人気の高いタイプの自動車です。
Disneyのストリーミングサービス開始
アメリカのエンターテイメント業界大手のDisneyが、11月12日にアメリカを含む3カ国でディズニー関連のアニメ・映画を定額で好きなだけストリーミングできるDisney+というサービスを開始しました。
アメリカでは、7ドル(約760円)で4つの機器に同時ストリーミングができるプランが提供されています。この値段は、ストリーミング最大手のNetflixの同等のプランの値段16ドル(約1740円)よりかなり安い設定なので、競争の激化が予想されています。
実際、Disneyによると、初日にサインアップしたユーザの数はなんと1千万。あまりの数の多さに対応ができず、技術的な問題が発生したほどです。
コンテンツに関して、日本では、ディズニーというとミッキーマウスしか思いつかない方も多いかもしれません。しかし、アメリカでは買収によりスターウォーズ、ピクサー、スポーツのESPN、高級自然学術誌のNational Graphicを傘下に収めた超巨大コンテンツ企業として知られています。また、日本でもサービスが開始しているアメリカのHuluも、Disneyが大株主なので、提供できるコンテンツは大量です。
気になる日本でのリリース時期ですが、今のところ未定となっています。
Amazon、レジなしのスーパーを2020年開始か
アメリカのBloombergによると、Eコマースの巨人Amazonは、早ければ2020年の第1四半期(1-3月)にレジなしのスーパーをアメリカ国内で始める準備をしているようです。
すでにご存知の方もいると思いますが、アメリカでは、2018年の1月からAmazon Goという名前で、日本のコンビニサイズ (~200㎡) のレジなしショップが営業開始しています。
客はスマートフォンの専用アプリに表示されるQRコードを入り口にある駅の改札のような機器にスキャンさせて入店します。入店後は欲しい物を手にとって、店を出るだけというSF映画のような世界です。
入店のときにスキャンするQRコードが客のプライム会員のIDとひもづいているので、支払いはAmazonアカウントで自動的に処理される仕組みになっています。
今回は、そのAmazon Goで培われた技術を、約5倍の1,000㎡ 程度の大きさのスーパーで展開するようです。
かなりの数のセンサーやカメラを搭載する必要があるため、売上によるコスト回収はむずかしそうですが、このような技術に投資するところがAmazonらいしですね。
Amazonは、この技術を他社に提供する可能性も探っているそうなので、日本もレジなしストアができるのもそう遠くないかもしれませんね。
以上今週のテックニュースでした。
それではまた来週お楽しみに。