日本で特に人気のiPhoneですが、なぜ多くの人がかなり高級とも言えるiPhoneを選ぶのでしょうか?
ブランド好き?
みんなが使っているから?
実質0円だったから?
理由はいくつも考えられると思いますが、一番議論が分かれる理由は、「iPhoneはAndroidよりも本当にいいスマートフォンだから」でしょう。
そして、まさにこの理由から、筆者はデジタルの知識レベルに関わらずほとんどすべての人にiPhoneをおすすめしています。
iPhoneがすぐれていると思うポイントは次の3つです。
- 高いセキュリティレベル
- 他のApple製品との連携による最高のユーザ体験
- 最高のサポートと安心感
ここで注目してほしいのは、iPhoneそのモノの機能をリストに含めていない点です。
Android搭載のスマートフォンにも高機能のスマートフォンがあり、機能面だけに注目すればiPhoneと同等のモノも存在しています。価格と機能だけに焦点をしぼり、見せかけ上のいわゆる「コスパ」で判断すればAndroidがおすすめということもあり得るわけです。
しかし、コスパは購入する瞬間までは考えても、購入後使い始めればすぐに忘れてまったく意味のない指標になるでしょう。スマートフォンを使う上で最も重要なことは、ストレスを感じずに便利に安心して使い続けられることです。
Android搭載のスマートフォンが機能や値段を強調するのにたいして、iPhoneは機能はもちろんのこと、この最も重要なポイントをガッチリおさえています。ですから、iPhoneは他のスマートフォンと比べて値段が高くても、誰にでもすすめたいスマートフォンのなのです。
それでは、筆者がiPhoneをすすめる理由がわかったところで、3つのポイントについて詳しく見ていきましょう。
1.高いセキュリティレベル
「AndroidだってGoogleが作っているのだからセキュリティはiOSと変わらないはずだ」と思った方、おそらく正解です。
ただ、それはオペレーティングシステム(OS)としてのセキュリティレベルの話であって、iPhoneやAndroid搭載の携帯という製品としてのセキュリティレベルではありません。
この違いをはっきりさせるには、Android搭載の携帯(以下アンドロイド端末)がどのように作られているかを理解する必要があります。
アンドロイド端末は、OSのベースとなるAndroidをGoogleが開発し、それを基準に各携帯メーカーがOSを完成させ、自前のハードウェアにインストールして販売するという形です。Microsoftが作っているWindowsを思い浮かべるとわかりやすいかもしれません。
携帯メーカーがOSを完成させているというのがここのポイント。
このように作られているので、Googleが最新のOSやセキュリティ・アップデートをリリースしても、必ずしも携帯メーカーがそれを販売済みの端末用にリリースするとは限らないということです。
また、リリースされたとしても、自社の端末の仕様できちんと動くかのテストをする時間分だけリリースが遅れます。ハッカーは待ってくれませんから、その遅れが命取りということも十分にありえます。
ではiPhoneはというと、Appleがハードウェアとソフトウェアの両方をデザインし開発しています。ですから、iOSは当然リリース前に新しいiPhoneだけでなくサポートする予定のすべてのバージョンのiPhoneでテスト済み。
Appleがすべてをコントロールしているので、ユーザにOSやセキュリティ・アップデートをリリースと同時にインストールするように促すことができる点もiPhoneが有利です。
実際、毎年9月に新しいiOSがリリースされると、ものすごい早さでほとんどのユーザがアップデートを実行します。
ソフトウェアのリリースとユーザが実際インストールする時間の差が短いため、iPhoneは常に最新でセキュリティの高い状態を保てるわけです。
2.他のApple製品との連携による最高のユーザ体験
iPhoneは単体でもすばらしい製品ですが、他のApple製品と一緒に使うと最高のユーザ経験を提供してくれます。
iPhoneと一緒に使うと最高なのは以下の製品です。
- Mac(MacBookを含む)
- iPad
- Apple Watch
- AirPods
例えば、電話・SMSのMacやiPadへの転送。Macで作業しているときにバッグに入れっぱなしにしていたiPhoneにメッセージが来ても、iPhoneを取り出す必要はありません。
メッセージが転送されるので、Macから一瞬で返信が可能。
また、無線で使えるイヤホンのAirPodsもとっても便利。一度iPhoneとペアリングすれば、その後はAirPodsをケースから取り出して耳につけるだけ。
すぐに音楽やラジオを聞き始められます。
Bluetooth製品でよくあるペアリングが上手くいかないでイライラさせられることがないってすばらしいですね。
筆者の一番のお気に入りは、iPad(またはスペアのiPhone)を使って、新しいiPhoneをiCloudのバックアップから設定する機能です。
新しいiPhoneの設定で必要なiCloudやWi-Fiへののログイン作業がiPadのTouch IDやFace IDで一発で完了します。使用頻度は低いものの、ちょっと面倒な作業をラクにしてくれるところがAppleらしい機能。
詳細は別の記事で紹介しようと思いますが、その他にも次のような機能がiPhoneとその他のApple製品で連携します。
- Handoff (別の機器に切り替えても作業を中断したところから始められる機能)
- ユニバーサルクリップボード
- Instant Hotspot
- AirDrop
- Apple Pay
どの機能も連携があまりにもスムーズなので、すぐに慣れてしまいそんな機能が特別用意されているという感覚がなくなってしまうことも。
3.最高のサポートと安心感
テクノロジーは上手く使えているときはとっても便利ですが、エラーが起きたときの問題解決がめんどくさいですよね?
そんなとき本当に便利なのが、Appleのサポート。親切さは高級ホテルや旅館なみと言ってもよいくらい。
通常、どこの会社も製品を購入した後のサポートやサービスは、はっきり言ってイマイチ。言葉は丁寧でも、上手くいかないのは「弊社のせいじゃない」という気持ちがビシビシ伝わって来ることって少ないくないと思います。
Appleのサポートの場合はまったく逆で、本当に親身になって問題を解決しようとしてくれているのが伝わってきます。
実際、Macの操作でAppleサポートを受けた筆者の母は、サービスがとても気に入ったらしく、別の製品の購入のときには迷うことなくApple製品を選んだというエピソードがあります。
母はHtmlのタグを使ってウェブサイトを作れるぐらいの知識があるので比較的ハイテクな人。それでもAppleのサポートがよいと感じた理由は、自分で色々調べたりしないで困ったらすぐに聞ける安心感だそうです。
また、Appleサポートの場合、すぐに1人の人間と話ができるといことも特筆すべき点でしょう。
最近の多くの会社のカスタマーサポートは、数字をなんども押させた後、平気で10分以上も待たせてきます。また、電話が切れると別のカスタマーサポートに代りゼロから説明させられるのもかなりイラつかされる点です。
Appleサポートの場合、サポートの方からこちらの指定した時間に電話をかけてくれれます。単純なことですが、客の時間を奪わないというのは本当にすばらしいですね。
通常1人のサポーターが問題が解決するまで担当してくれますが、場合によってはカスタマーサポートのスペシャリストに担当が変わることもあります。
そのときの対応がまた良いんです。
かなりきちんと引き継ぎがされます。
正直あたり前のことですが、これがきちんとできるカスタマーサポートはあまり多くありません。電話が別の方に変わると話が完全にリセットされるというカスタマーサポートでよくある問題がないので、話がスムーズにすすみます。
以上から、Appleサポートはユーザの技術的なレベルに関わらず、誰でも気持ちよく便利に使える最高のサービスなのです。Androidを搭載したスマートフォンを作っている会社でこのレベルのサポートを提供できる会社はないため、iPhoneがおすすめということになります。
まとめ
なぜAndroid搭載のスマートフォンと比べて、高価なiPhoneあえてすすめたい理由を3つの視点から解説しました。
デジタル機器を購入するときは、ほとんどの人がいくらでどれくらいの機能のモノを買えるかに集中します。ですから、「どうせ使いこなせないから安いAndroidでいいや」や「同じ値段ならAndroidのほうがスペックが高い」というような話になってしまいがちです。
しかし、すでに解説したように、使いこないせないようなテクノロジーに弱い人にこそ最高のサポートを提供してくれるiPhoneをおすすめしたいです。問題があればいつでも親切にサポートしてくれるので安心ですよね。
また、セキュリティについてもAndroidと違い、安いiPhoneを購入してもセキュリティの面で妥協しなくてよいということも知ってほしい点です。
テクノロジー好きにとっても、iPhoneの他のApple製品とのスムーズな連携は魅力的で、高性能のアンドロイド端末だけでは望めないすばらしいユーザ体験をもたらしてくれるでしょう。
次にスマートフォンを買い換えるときの参考にしてください。
セキュリティの面で一度も困った事がありません。どのようにセキュリティが異なるのか違いを知りたいです。タイプcにしないことや指紋認証が無いことわ他のAndroid製品では当たり前についているのにiPhoneには無いのは消費者の事を考えて無いようにおもえます。
コメントありがとうございます。
最新のiOSとAndroidのセキュリティの違いというよりも、Androidは仕組みとして最新の状態に保ち続けるのが難しいというのがポイントです。
充電の接続がUSB-Cでない点については、おっしゃる通りかもしれません。ただ、個人的には、すべてのiPhoneがライトニング接続であることの利便性を感じています。